自分が店頭に立つことで
ジェンダーフルイドブランド・
THREEを確立したい。
大学卒業後、THREEに絶対入社すると決めていたのですが、その年は新卒採用をやっておらず、別の化粧品メーカーに就職しました。なぜTHREEに入りたかったかというと、学生の頃救われた経験があったからです。当時ひどい肌荒れに悩み、人前に出ることもコンプレックスになってしまっていました。そんな時に出会ったのがTHREEのスキンケア商品。自分の肌にとても馴染み、肌荒れが解消されたのです。
その後化粧品メーカーを辞め、大学時代の専攻の関係で児童発達支援員の職につくことに。しかしこの間にもTHREEに対する憧れは持ち続けていました。ある時「仕事でもっと頑張るために、スッキリ系の香りのミストを買おう」とTHREEの店舗に立ち寄ったのですが、その時に販売員さん(以下「クリエイター」)から「あなたは仕事で十分頑張っているので、それよりもリラックス効果のあるミストにしませんか?」と提案され、そのミストを購入することに。もし自分だったら、お客様の望む通りの商品をお渡ししていたかもしれません。30分程度の接客の間に性格を見抜き、本人が気づいていないニーズを引き出すTHREEのクリエイターに感銘を受け、「ここで働きたい!」という想いが再燃。スグに面接を受け、中途で採用していただきました。
自分の肌のトラブルからスキンケアに興味を持ち、今では趣味だと言えるぐらいにまでのめりこんでいます。「好きこそものの上手なれ」というのでしょうか。THREEの商品を勉強することはもちろんですが、毎月美容雑誌を購入し、他社の商品であっても人気のものだけでも特徴や成分を勉強したり、各会社が特許をとっている成分の効果は頭に入れるようにしていますね。特にTHREEは精油の力を大切にしているブランドでもあります。ライフスタイル等をお聞きしながら精油の働きをお伝えすることで、お客様がご自宅で使用いただく際にイメージがしやすいような伝え方の工夫もしています。まさに心とからだと肌をケアする「ホリスティックケア」の概念に基づき、お客様の心とからだを健康に保つお手伝いができるのが、THREEのクリエイターなのです。
最近では同じような植物由来の商品を作るブランドも増えてきました。その中でTHREEのオリジナリティを創造し、ブランドをさらに成長させていくには、我々クリエイター自身がコンセプトを理解し、体現し、発信していく必要があると感じています。そのために、たとえお客様との会話が短い時間であったとしても、精油のお話やリサイクル容器のお話など、THREEのコンセプトを体現するエピソードを必ずお話しすることで、私たちの考え方・想いをお客様に少しでも伝わるようにしています。
一昔前はお客様の大半は女性でしたが、時代が変わる中、男性のお客様も増えつつあります。ただ、私が昔そうだったように、男性のお客様にとってはまだまだ店舗にお越しいただきづらいのかなと。私のような男性が店頭に立ち続けることで、男女問わず、美しくありたいと思うお客様がもっと気軽にお店に来れるようにしたい。どこか使命感のようなものが湧き、私のクリエイターとしてのキャリアを切り開いたのです。一方で女性のお客様にとって男性美容部員に対する見方が様々なのは事実。そうした視点を含めて、接客や振る舞い方を探求し続けています。
職場環境としては、やはり女性が多いです。しかしだからといって男性が働きづらいということはありません。THREE自体がジェンダーフルイドを謳っていることもあり、職場では男女という性差ではなく、一人ひとりの個性の違いに着目してくれる仲間が多いように感じます。上下関係も良好で、下の人間が不満を溜め込むようなことも一切なく、遠慮なく意見が言える環境です。男性だから、女性だからではなく、THREEだからできる仕事をもっともっと追求していきたいです。